エイビットローカル5G通信システムのバックホールに適用
株式会社エイビット様(現 株式会社マグナ・ワイヤレス)は、国土交通省主催「遠隔施工等実演会(施工DX チャレンジ2023)」に参加し、同社の高信頼ローカル5G通信システムによるデモンストレーションを実施し、その有効性を実証しました。同システムの無線バックホール*として、フジクラの60GHzミリ波無線通信モジュールが採用されました。
本実演会は、建設技術の高度化を目指して国土交通省が主催したもので、茨城県つくば市の建設DX実験フィールドで実施されました。60GHzミリ波無線通信モジュールを搭載した屋外評価キットは、ローカル5G基地局と基幹ネットワークをつなぐ無線バックホールとして使用されました。従来、ローカル5G通信システムのバックホール用には、新たな光ファイバ回線の敷設工事などが必要でしたが、無線接続を適用することで、大幅なコスト削減を実現できます。
デモンストレーションでは、ローカル5G基地局と屋外評価キットによって、高信頼かつ低遅延の‘切れない無線環境’が構築され、これらを介した映像伝送により、遠隔地からの建設機器の操作がスムースに行われました。同デモにより、長距離・大容量・低遅延通信を特長とする当社の60GHzミリ波無線通信モジュールが、ローカル5G通信システムの無線バックホールとして有効に機能することが実証されました。
*バックホール:通信ネットワークで、基地局と基幹ネットワークを繋ぐ中継回線。